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福島郡山市からのリポート vol.3

こんばんは、福島県郡山市の0です。

今日は4箇所の避難所に行ってきました。
最初の3箇所は、お話会ボランティアさんといっしょでした。
お話会の後に絵本をプレゼントしたのですが、
本好きな子どもたちが多かったせいか
どの避難所でも大変喜んでいただけました。
夢中になって本を選んでいました。
子どもの読書に理解のある保護者もいらして、
目を輝かせて選んでいらっしゃるお姿も見られました。
本当に感謝していました。

最後は、町単位で大きな体育館に避難しているところに伺いました。
絵本コーナーはあったのですが数も少なく、
本を並べたら、町のスタッフが「新しくてすばらしい本ばかり!」と感動していたようです。
その方は、以前、お話会の活動もしていたそうです。
町の役員さんがマイクで「絵本の差し入れがありました」とアナウンスし
私もひとこと、全国の皆さんから避難所の方に元気になってほしいと、たくさんの本が送られてきたので
よかったら読んでくださいとご挨拶をしたら、あちこちから温かな拍手が・・・!
多くの方々に喜んでいただくことができました。

福島は比較的首都圏に近いせいか、救援物資はかなり集まっているようです。
大規模避難所では、まるで巨大スーパーの倉庫のように、物資が積み重なって迷路のようになっていました。
そこでは、本も箱ごと積み重ねられ、開封されてもいない状況です。
また、子どもコーナーに本を並べているところも、古い本が多いので
あまり子どもには読まれていないという声もスタッフからお聞きしました。

でも、私たちが持っていった選りすぐりの新しい本には、子どもも大人も飛びつきました。
いがぐり頭の野球小僧がスポーツ小説を大事そうに抱えたり
赤ちゃんの絵本をお母さんに手渡したら、すぐに赤ちゃんに読み聞かせをはじめたり
英語のスヌーピーの本を「これを使って英語を教えようかな」と言ったおじさんがいたり(元通訳さんだそうです)
「千の風にのって」を「あの歌の話なんだね」と、喜んでもっていったおばあさんがいたり
子どもだけじゃなく、多くの人が笑顔で本を受け取っていきました。

これも、イシマルさまをはじめ、多くのご協力者のおかげです。
多くの方に喜んでいただける形で本を手渡すことができました。
本当に、ありがとうございました!!





4月3日(日)
・農業総合センター
・郡山養護学校
・郡山北工業高校
・小野町町民体育館
by minnaonajisora | 2011-04-03 19:02 | 郡山


3・11に東北を襲った大地震。わたしは救援物資以外に必要なものは絵本もあると考え届けました。


by minnaonajisora