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仙台リポート 仙台市内 宮城野区 vol2

宮城野区に行きました。

途中、小さな公園に3歳くらいの男の子を連れた親子さんに声を掛け、
選べるの?いいの?と嬉しそうに親子で一生懸命選んでました。

うわ〜クマだ!
こっちは、お風呂いっぱい!

小学生の3人組は、わ〜本だ!本だ!と大歓声。


その間、男の子のママとお話しすると・・・
沿岸部で大きな被害の地域に住んでいたとのこと。
お子さんの通っていた園が津波被害でお友達や先生が亡くなったそうです。
おかえりの時間、もう一つ早い時間の送迎バスに乗っていたら・・・
とママ。


今日の目的地
宮城野区の避難所の一つ。
『高砂市民センター』に行ってきました。


中には、コミックが多くありました。
小型ダンボール2個分の『絵本と児童書』を用意すると、
早速、小学校3年生くらいの男の子が
『ボクこれにする!』と児童書を手にしていきました。


同学年の女の子は、手にいっぱい本を持って全部読む!と言ってました。
2階に幼児がいるといのことで、リュック分を持っていくと
幼児は、保護者の側から離れないで
限られたスペースに留まっていました。
絵本を持ってきたことを伝え、
面白いのいっぱいあるよ。好きなのあるかな?とドンドン出すと・・・


わ〜これ、好きな本だ!
お家にあったよね!もうなくなっちゃったけどね・・・

あ!しろくまちゃんのホットケーキだ!

これ!好きなの。児童館にあったね。もう、ダメになったかな?

電車ある?

仮面ライダーは?
子どもたちは、どれから読むのか選ぶのに夢中。
母さんたちも、今まで『絵本』がなかったから・・・
こういうのがいいわ〜と表紙を見るのも楽しいわ!と言ってました。

久々に見る『絵本』に和んでいる様子でした。
家も、車も津波で流されたそうです。

避難所にいた大騒ぎの小学生の男の子。
おとなしい園児とカルタをしようか?と遊んであげるお兄さんたち。

誰かの側にいたい女の子。

保護者から離れようとしない子どもたち。


避難所生活の現実。

コミックコーナーに5〜60代の方が時折きて
つまらなそうにされていたので
大人用の本も必要ではないかなと思いました。

仙台市内の避難所は、徐々に統合されています
今日も、避難所から避難所に引っ越し中のところもありました。

今、仙台市では、避難所にいる人たち、
子どもの年齢把握をしていく作業に入ったところだそうですが流動的なため、
把握が難しいとのこと。
by minnaonajisora | 2011-03-26 18:12 | 仙台


3・11に東北を襲った大地震。わたしは救援物資以外に必要なものは絵本もあると考え届けました。


by minnaonajisora