福島郡山市からのリポート vol.12
5月7日(土)
○郡山自然の家 (参加 U、S、T、O、M)
お話会(参加、子ども1名、大人8名+5名、ボランティア3名)
・広い入口ホールでのお話会。2階の回廊から見下ろしてみている人も5名ほど
・絵本「ぼくはあるいた まっすぐまっすぐ」
手遊び「キャベツ」や「ブラックさんとブラウンさん」
「なっとうなっとう」など、お年寄りもいっしょになって楽しそうにやっていました。
絵本プレゼント
・著作者からのサインや贈ってくれた方からのメッセージが
書いてあるページを見せながら手渡すと、とっても喜ばれました。
・本好きな方が多く、かなりの数の本がもらわれていきました。
・大人の方は「私、花が好きだからこの本もらうわ」と、植物の本を。
・おばあちゃまが 「これ、孫に読んでやっぺか・・・」と、
「半日村」などの民話をもらっていかれました。
・原発避難区域に、来週から一時帰宅が始まります。
「この本も、これも、うちに行けばあるんだけど、
家に戻っても、本は持ってこれないでしょうね・・・」
などと残念そうにつぶやいていらしたお母さん。
お子さんのためにと、たくさん本を選んでいました。
・谷川俊太郎さんの詩集は大人気。
「愛の詩集」を手に取ったお母さんが
「旦那にも読んでもらおうかしら」なんて笑いながら喜んでもっていかれました。
・ノートやお描き帖、シャープペンやボールペンも人気でした。
○磐梯熱海の温泉宿泊施設A
(一般客も受け入れているところなので、仮にA旅館とさせていただきます)
お話会(参加 子ども4名、大人20名)
・広い会議室を準備していただき、案内の張り紙もはり、
なんと事前にチラシまで作って配布してくださっていました。
・お年寄り中心と伺っていたのですが、実際には子どもの姿もあり、
とっさに演目を替えてお話会をしました。
・最初に「高原列車」の歌を歌いました。
この近くの廃線がモデルになった歌なのです。
・地元の民話の紙芝居や、金子みすずの詩など
絵本プレゼント
・小学校高学年の男の子が、まってましたとばかりにやってきて
科学系の本や長い物語をたくさんかかえてもらっていきました。
・大人の方には、「これはあの映画の原作本ですよ」とか
「新撰組の本は、作者の方が福島にって贈ってくれたそうです」などと
声をかけると興味をもって手にとっていました。
・お年寄りの方は、「今、外出している孫のために」と言って絵本をもらっていかれました。
・帰りに、廊下で赤ちゃんをだっこしていた方にも、赤ちゃん向けの絵本を
何冊か見せたところ、喜んでもらってくださいました。
・職員の方と相談して、絵本や読み物を2箱ほど
食堂スペースに置いて、自由に読めるようにしていただきました。
5月8日(日)
○林業研究センター (参加 U、S、O)
お話会(参加 子ども3名、大人2名 + α)
・始まる前に間があったので、しかけ絵本を紹介したら、
気に入って仕掛けを動かしていた。
・今日はUさんによる「ブラウンさんとレッドさん」の手遊び
・3度目なので、子どもたちも慣れた感じ。熱心に聞き入っていた。
・「こだま」「ふうちゃんの詩」「イソップものがたり」
・紙芝居「花いっぱいになあれ」
この紙芝居は、先日送っていただいたものです。
・手前に来て聴いていたのは子どもたちだけですが、
大人が何名か、離れたところからお話を見聞きしていました。
絵本プレゼント
・かがくのとものページを開いて「たんぽぽの秘密って知ってる?
ほら、花粉を拡大するとね・・・」
「森で見つけたこんなもの、なんだと思う?」
などと、声をかけると興味を示した様子だったので、
全部読まずに「あとは自分で読んでごらん」と、手渡してきた。
・本好きな子は、岩波少年文庫の「はてしない物語」などの
読み応えのある本をたくさん選んでいた。
・犬をかわいがっている子がいるので、犬の本を残しておけばよかった!と後悔した。
福島県全体の避難所生活者の数は、3月末は2万8千人だったのが
今は9千人を切るまでに減ってきました。
避難生活そのものが終わったわけではありませんが、
二次避難所や、食堂や風呂のある、生活環境のよい避難所へ移ってきているようです。
*************************
本と一緒に編んだバッグをいれてくれた方が
ずいぶん最初の支援の時にいらっしゃいました。
残りを福島に送ったのですが
そのお話を・・・。
***************************
二つのアミアミバッグ、それぞれ手渡すことができましたよ。
特に、おひとりの女性のことばをイシマルさまにお伝えしたくってメールしました。
「ずっと、心がふさがっていて特に今日はちょっとしたこでで嫌なことがあったのだ
けど、
こうやって誰か知らない人の為に編んでくれた人がいるのかと思うと・・・。一生大
切にします」
私も胸がいっぱいになり、なんにも言葉はかけられなかったけど、抱き合って泣いて
しまいました。
****************************
わたしはこの文章を読んで、そしてその結びで書かれていた
最後の一文に、朝から涙した今日一日でした。
○郡山自然の家 (参加 U、S、T、O、M)
お話会(参加、子ども1名、大人8名+5名、ボランティア3名)
・広い入口ホールでのお話会。2階の回廊から見下ろしてみている人も5名ほど
・絵本「ぼくはあるいた まっすぐまっすぐ」
手遊び「キャベツ」や「ブラックさんとブラウンさん」
「なっとうなっとう」など、お年寄りもいっしょになって楽しそうにやっていました。
絵本プレゼント
・著作者からのサインや贈ってくれた方からのメッセージが
書いてあるページを見せながら手渡すと、とっても喜ばれました。
・本好きな方が多く、かなりの数の本がもらわれていきました。
・大人の方は「私、花が好きだからこの本もらうわ」と、植物の本を。
・おばあちゃまが 「これ、孫に読んでやっぺか・・・」と、
「半日村」などの民話をもらっていかれました。
・原発避難区域に、来週から一時帰宅が始まります。
「この本も、これも、うちに行けばあるんだけど、
家に戻っても、本は持ってこれないでしょうね・・・」
などと残念そうにつぶやいていらしたお母さん。
お子さんのためにと、たくさん本を選んでいました。
・谷川俊太郎さんの詩集は大人気。
「愛の詩集」を手に取ったお母さんが
「旦那にも読んでもらおうかしら」なんて笑いながら喜んでもっていかれました。
・ノートやお描き帖、シャープペンやボールペンも人気でした。
○磐梯熱海の温泉宿泊施設A
(一般客も受け入れているところなので、仮にA旅館とさせていただきます)
お話会(参加 子ども4名、大人20名)
・広い会議室を準備していただき、案内の張り紙もはり、
なんと事前にチラシまで作って配布してくださっていました。
・お年寄り中心と伺っていたのですが、実際には子どもの姿もあり、
とっさに演目を替えてお話会をしました。
・最初に「高原列車」の歌を歌いました。
この近くの廃線がモデルになった歌なのです。
・地元の民話の紙芝居や、金子みすずの詩など
絵本プレゼント
・小学校高学年の男の子が、まってましたとばかりにやってきて
科学系の本や長い物語をたくさんかかえてもらっていきました。
・大人の方には、「これはあの映画の原作本ですよ」とか
「新撰組の本は、作者の方が福島にって贈ってくれたそうです」などと
声をかけると興味をもって手にとっていました。
・お年寄りの方は、「今、外出している孫のために」と言って絵本をもらっていかれました。
・帰りに、廊下で赤ちゃんをだっこしていた方にも、赤ちゃん向けの絵本を
何冊か見せたところ、喜んでもらってくださいました。
・職員の方と相談して、絵本や読み物を2箱ほど
食堂スペースに置いて、自由に読めるようにしていただきました。
5月8日(日)
○林業研究センター (参加 U、S、O)
お話会(参加 子ども3名、大人2名 + α)
・始まる前に間があったので、しかけ絵本を紹介したら、
気に入って仕掛けを動かしていた。
・今日はUさんによる「ブラウンさんとレッドさん」の手遊び
・3度目なので、子どもたちも慣れた感じ。熱心に聞き入っていた。
・「こだま」「ふうちゃんの詩」「イソップものがたり」
・紙芝居「花いっぱいになあれ」
この紙芝居は、先日送っていただいたものです。
・手前に来て聴いていたのは子どもたちだけですが、
大人が何名か、離れたところからお話を見聞きしていました。
絵本プレゼント
・かがくのとものページを開いて「たんぽぽの秘密って知ってる?
ほら、花粉を拡大するとね・・・」
「森で見つけたこんなもの、なんだと思う?」
などと、声をかけると興味を示した様子だったので、
全部読まずに「あとは自分で読んでごらん」と、手渡してきた。
・本好きな子は、岩波少年文庫の「はてしない物語」などの
読み応えのある本をたくさん選んでいた。
・犬をかわいがっている子がいるので、犬の本を残しておけばよかった!と後悔した。
福島県全体の避難所生活者の数は、3月末は2万8千人だったのが
今は9千人を切るまでに減ってきました。
避難生活そのものが終わったわけではありませんが、
二次避難所や、食堂や風呂のある、生活環境のよい避難所へ移ってきているようです。
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本と一緒に編んだバッグをいれてくれた方が
ずいぶん最初の支援の時にいらっしゃいました。
残りを福島に送ったのですが
そのお話を・・・。
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二つのアミアミバッグ、それぞれ手渡すことができましたよ。
特に、おひとりの女性のことばをイシマルさまにお伝えしたくってメールしました。
「ずっと、心がふさがっていて特に今日はちょっとしたこでで嫌なことがあったのだ
けど、
こうやって誰か知らない人の為に編んでくれた人がいるのかと思うと・・・。一生大
切にします」
私も胸がいっぱいになり、なんにも言葉はかけられなかったけど、抱き合って泣いて
しまいました。
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わたしはこの文章を読んで、そしてその結びで書かれていた
最後の一文に、朝から涙した今日一日でした。
by minnaonajisora
| 2011-05-07 21:22
| 郡山